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コピ本のサンプル



タイトル通りのサンプル二種類です。
どうやっていいか解らなくて、短めですが。


君を縛る金色 二人を繋ぐ銀色

「生贄? 人間は魔王に人を差し出そうとしているのか?」
「そうよ……」

        ○●○●○●

「ならば、お前がなれば良い」
「は……?」
「お前が魔王の贄になれば良い……と言ったんだ」

 魔王は空いていたもう片方の手でアリスの首筋に触れ、その長い爪で一筋の傷を付けていく。
 ピリピリとした痛みに顔を歪ませるアリスを、面白いといったような目で見つめる。

「これでお前は、魔王のものだ」

 見せ付けるように持ち上げたその爪にはアリスの血が付着していた。魔王はそれを自らの舌で舐め取る。


        ○●○●○●


 置かれていたのは黒いドレスを纏ったマネキン。
 床にまで広がるほど裾の長いドレスは何段ものフリルタイプ。
 しかしそれが同じ黒で統一されているせいか大人っぽく見えるデザインだ。

「なに……これ……」

 ただのドレスでは無い。それはドレスと共にマネキンに着けられたベールの存在が物語っている。

「ドレスだ。ウエディングドレスを作るようにと指示を出したが、人間にとってはそうは見えないか?」
「……十分に見えるから聞いているの」
「君にはこれを着てもらう」

 魔王はアリスの手を取り、その掌を自分の口唇に近づける。あとほんの少しで口唇が触れる距離。

「まだ完成ではないが、大体のデザインは見ての通りだ」

 喋るたびに彼の吐息が手に当たりくすぐったい。
 払いのけてしまいたいが彼の方が力強くて身動きすら取れない。

「君は、魔王の花嫁になるんだよ」




無縁の花言葉

(ヤキモチを妬いて欲しいなんて……子供みたいだわ)


        ○●○●○●


「キャッ!?」

 突然腰に手が回され、気がついた時には後ろから抱きしめられていた。
 少しタイミングがずれていたらガラス製のコップを床に落としてしまっていたかもしれない。

「な、何? どうしたの?」
「いや……君が、俺ではなくこの花を気にしているのが少し寂しいと思っただけだよ」
「そ、そんなの……」

 水をやるのはいつもの事でしょ? と続けようとした言葉は、振り返り見えたグレイの表情のせいで途切れてしまう。


        ○●○●○●


「好きよ。どんなグレイだって私は好きだもの」
「どんな俺でも?」
「うん……それに、嬉しいから。何だかちゃんとした恋人同士みたいで」

 嫉妬される事で相手の愛情を確かめるなんていけない事だとは思うが、それでも妬かれる程に想われていると実感できるのはやっぱり嬉しい。

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水青 奏

Author:水青 奏
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・SOPHIA
・SoundHorizon
・乙女ゲー
・文字書き

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